2009年2月19日木曜日
PK-80H改造トラブル
PK-80Hが修理の結果、動作するようになりましたので、今度はファームウエアのアップグレードを含む一連の改造に取り掛かりました。
いつものように、2個の64kRAMをとりはずし、256KのRAMへの換装作業を行いました。
ところが、いざケースに入れようとして放熱器のアルミ板を取り付けようとしたところ、チューニングメータがRAMに当たってしまい、取り付けられないことが判明しました。
よく下調べをすれば防げたトラブルなのですが、PK-80の改造で慣れきってしまっていたため、単純なケアレスミスです。
幸い、ICソケットを使用していたため、RAMは取り外すことは容易です。
ところが、ICソケットを使用していたのではどうやっても高すぎてチューニングメータにRAMがぶつかってしまいます。
現物で合わせてみると、変換基板+ピンヘッダの組み合わせで、かつ、基板直付けでないとダメなことがわかりました。
となると、ICソケットを取り外さないといけなくなってしまいました。
ソルダースポイトを駆使しながらソケットを取りはずしたのですが、一部のピンでスルーホールまで抜けてしまいました。さらに悪いことにスルーホールに接続しているパターンまではがれてしまいました。
しかし、よく観察するとスルーホールの抜けたピンに接続しているはがれたパターンは基板の片側のみで、なおかつ2本あるRAMのもう1本側とパラレル接続になっているピンでジャンパーを接続することでフォローができそうです。
結局、変換基板+ピンヘッダの組み合わせのRAMを作り、基板へ実装しました。
パターンはがれをした部分にジャンパを飛ばして改造終了です。
いよいよ、ケースへ入れてテストです。
どきどきで電源をONすると、無事PCのターミナル画面にサインオンメッセージがでました。
これでモデム部分をチューニングしなおして、RAM部分は少々見栄えは悪いですがPK-80Hのアップグレードが終了しました。
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