作りかけのBluetoothヘッドセットですが、ハイカットフィルタをいれてマイクアンプ(FCZ研究所の1石マイクアンプ)を追加してみました。
レベルは満足なレベルになるのですが、他のノイズも増幅してかえって聞きづらくなってしまいました。また、低域も思ったようには持ち上がりませんでした。
結論としては、この組み合わせではNGということです。
そこで、思い切って荒業を使うことにしました。
ヘッドセットを耳からはずして、口元でしゃべると低音がでることから、内蔵されているマイクを取り出して、口元へ持ってくることにしました。
慎重にヘッドセットを分解してみると、うまいことにマイクは接着はされていませんでした。
そこで、マイクを取り外し、本来マイクのあった場所の穴からリード線を出して外部のマイクへ導くことにしました。
マイクを口元に持ってくるサポートは手元にあった1.5C2Vの同軸ケーブルを使いました。軽いことと、それ自体でちょうど良い硬さと柔軟性があるので使うことに決定しました。
ヘッドセット本体と1.5C2Vは「セメダインX」という接着剤で接着しました。
この接着剤は強度は十分でなおかつ柔軟性に富んでいる、乾燥後の「肉やせ」がないことからお気に入りの接着剤です。今回のような硬いものとやわらかいものを接着するときには最適です。
さて、実際の使用感ですが、まず、口元に持ってくることによって入力レベルが上がりますからマイクアンプのゲインを下げることができます。
したがって、不要なノイズも減少してくれました。
音量レベルはECHOTESTでちょうどいいレベルに追い込むことができました。
肝心の音質ですが、相変わらずハンドマイクに比べてレンジの狭い音です。これは、携帯電話で使うことを想定したものなので、しかたがないものなのかもしれません。
しかし、口に近づけてオンマイクで使うことによって、低域がぐっと出るようになりました。
OMさんに聞いてもらったのですが、「音が太くなって聞きやすくなった」とのことです。
自分でモニターしてみても、ハンドマイクと比べなければ気にならない程度なっています。
あとは、ケースに入れて外部スピーカーとの切り替え回路や、ハンドマイクとの切り替え回路をつけてやろうと思います。
9月の連休にでもできればと思っています。
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