このリグはバックライトがつかないだけで送受信はできるということでした。
ネットで検索すると、バックライトの不具合の書き込みがたくさん出てきます。どうやら、ハンダ割れが主な原因のようです。
早速ばらしてチェックです。

まず、液晶側の基板の抵抗をすべて再ハンダしました。しかし、点燈してくれません。
フロントパネルには液晶が乗っている基板と、CPUが乗っている基板があります。

どうやら、こちらの基板のようです。
このCPU基板のパーツを手当たりしだい再ハンダしていきます。なかなか安定して点燈してくれません。

このパワートランジスタはバックライトのディマーのコントロール用なのですが、放熱をかねてケースのダイキャストにねじ止めするようになっています。このねじ止めがハンダ割れを誘発していたようです。
麦球は点燈はするようになったのですが、液晶の4すみの4個の麦球のうち1個しか点燈しません。はずしてみるとフィラメントが切れています。同様の麦球の手持ちがありませんでしたので、ちょうど部品箱に入っていた白色LEDを使って代替してみました。
結果としてはまずまずです。色が違うので周波数表示が微妙にまだらなのですが、まあご愛嬌ということにしましょう。

とりあえず、リード線でジャンパを飛ばすことで何とかなりました。
