2011年8月27日土曜日

ギャラクシータブの充電アダプタ

今回のネタはギャラタブの電源をいじりますので、自信のない方はまねをされないようお願いします。

ギャラクシータブは専用アダプタからでないと充電できません。接続用のUSBのコードを普通のUSB端子につないでも充電しません。
電流容量の関係からかと思いますが、実はサードパーティ製のアダプタ(タブのUSBコードと普通のUSB端子の間に入れる)が販売されています。
なんと、このアダプタを使うと普通のUSB端子から充電が可能になるのです。

実は、このアダプタはギャラタブを購入してすぐに入手していました。専用充電器は家に置いておいて、職場はこのアダプタを使ってPCから充電をしていました。
ネットでギャラタブのことをググっていると、このアダプタを解析した方がいらっしゃるようで、諸現が公開されていました。
USB-A(オス、メス)を準備します
早速、ジャンクボックスをあさって、USB-Aのオス、メスコネクタと抵抗を引っ張り出してきました。
回路は実に簡単です。オス、メスコネクタのプラス、マイナスはそのまま結線します。タブ側のデータ端子をショートします。ショートしたデータ端子からプラス側に33kΩ、マイナス側に10kΩの抵抗を接続します。たったこれだけです。
私の場合は1/8Wの抵抗がなかったので少々不恰好ですが、小さな抵抗器があればスマートに配線ができます。


このように組み合わせました

実際にギャラタブにつないでみます。電源は、上海問屋で入手しておいた緊急用アダプタです。このアダプタは単三電池2本で直流5Vを得られるDC-DCコンバータです。
USBケーブルにこのアダプタを接続して緊急用アダプタに接続します。
すると、みごとに充電を開始してくれました。動作OKです。
ついでに、この緊急用アダプタの能力もチェックしておきます。
ギャラタブの電池残量が46%でスタートしました。

抵抗は小型のほうがいいですね


みごと充電開始です
結果は1時間30分くらいでほとんど充電をしなくなりました。このときのギャラタブの電池残量は58%でした。
単三2本(2,000mAH)なのでこんなものでしょう。でも、ギャラタブのバッテリーがぎりぎりのときに、1回の会議のメモ取りには十分ではないかと思います。
性能が確認できましたので、抵抗器が他の部分とショートしないように、接着剤でコーティングして完成とします。

2011年8月26日金曜日

アンテナアナライザMFJ-259B購入

結構、箱はぼろぼろです
梱包のプチプチを取り去った状態です

50Ωのダミーロードでテスト中
円高に乗じて輸入で注文(ちょっと変な表現ですね)していたMFJ社のアンテナアナライザー(MFJ社はSWR ANARIZERと呼んでますが)MFJ-259Bが到着しました。注文から約3週間でした。
ローカルのOMさんの分を含めて2台注文したのですが、送料が$58でした。
円高だったのですが、ちょうど日銀が介入をした時期と決済が重なったようで、レートは78円位でした。
MFJはWebでオーダーすると確認メールが1営業日位で届き、そのメールのURLで認証することで初めて注文が確定(この確定も1営業日位かかる)するようなので、今回のような円レートの動向をにらみながらの注文には向いてないですね。かなり運に左右されます。

いずれにしても、国内の正規取扱店では4万円近いものが、送料込みで25,400円位で入手できました。
ただ、故障したときは自分でMFJとやり取りしないといけないですし、マニュアルも当然英語ですからその分はown riskです。マニュアルに関してはWeb上にたくさんOMさんたちが書き込みをしてくれてますので、マニュアルなしでも十分に使えそうです。

送られてきた梱包ですが、ものすごく簡易包装でした。緩衝材なしのぎちぎちの箱に2台分の箱が詰められていました。
1台ごとの箱の中もプチプチが一重だけで、マニュアルとチープなカタログが緩衝材の代わりになっていました。ヤフオクでこんな梱包をしたら確実に評価を下げられます。
さすがアメリカだなーと妙な感心をしました。
カタログは紙はチープですが、内容は豊富です。ついつい他の商品もポチりそうになります。

税関で中身をチェックされたようでJapanPostalのシールで封をされていました。
そうそう、配達時にはお金を取られませんでしたので、TaxFreeだったようです。

とりあえず、50Ωのダミーロードをつないで動作チェックをしてみました。
R=48、X=1、SWR=1.0と表示されています。とりあえずは正常に動作しているようです。

さて、さっそくこのアナライザを使って50MHzのYagiのマッチングセクションの改良を行おうと思います。

2011年8月16日火曜日

ギャラクシータブのOSアップグレード(その2)

前回のレポートでギャラクシータブ(以下ギャラタブ)のOSのアップデート(2.2→2.3)の報告をしました。

今回は、root権奪取についてまとめてみます。
本当はrootをとることは将来のOSのアップデートの障害になるのでやりたくなかったのですが、結論から述べると職場の先輩からの情報でrootをとっても現行のKeisできちんとオリジナルOSとして認識してくれることがわかったのでやってみる決心がつきました。

実際の作業はこのHPを参照しておこないました。
Odinというツールを利用して、「CF-Root-TAB7_XX_OXA_JQ1-v3.3-CWM3RFS.tar」というファイルを書き換えるだけです。
ツールを起動して必要なファイルを選択して、チェックボックスのチェックの確認をします。準備ができたらギャラタブ電源スイッチとVOL-を同時に押してダウンロードモードにします。
ここでギャラタブをつなぐと仮想COMポートで認識します。
スタートボタンを押すとあっという間に処理が終了してギャラタブが再起動します。
アプリの一覧にドクロのドロイド君のアイコンととちょっとおどろおどろしいアイコンが2つできます。

ここで念のために先輩の言うようにKeisで最新のファームウエアとして認められるかチェックしてみます。
KiesをつなぐとギャラタブのOSのバージョンとアップデートが必要かどうかを自動でチェックします。
すると、ちゃんと最新のOSである旨のメッセージが表示されます。
これで、少なくともrootをとっていてももう1回はOSのアップデートをすることができるわけです。
職場の先輩のおかげです。まさに人柱様さまです。

rootをとったあとは高解像度化とテザリングを試してみました。
ここらは他の方のHPやブログにも詳しいので省略します。

ほんとにこのギャラタブはいい端末です。
持ち運びも楽ですし、電池の持ちもよいです。これが本体1円で購入できてラッキーでした。

APRS山岳デジピータJG6YCZ-3停波中

6月24日からAPRSの山岳デジピータJG6YCZ-3(1,200bps)が沈黙しています。

先日、フィールドディコンテストに三ノ岳に登ったついでに様子を見てみました。

局舎をあけてみると、Rigは通電していず、TNCは全てのLEDが薄く点灯した状態でした。
ソーラーチャージャーコントローラーのステータスを示すLEDは消灯しています。これは通常のステータスではありえない状態です。
48AHのシールドバッテリーの電圧を測ると幸い12Vありました。過放電にはなっていないようです。
しかし、ソーラーチャージャーコントローラーの出力を測ると6Vくらいしか出ていません。これでは周辺機器が動かないはずです。

とりあえず、コントローラーにつながっている全ての線を取り外しました。
太陽光パネルの電圧を測ると太陽光が当たっていても通常の1/2の電圧の11Vしか発電していません。
しかし、コントローラからバッテリーをはずし、バッテリーから12VをRigに供給すると正常に動くようです。
同じくバッテリーから12VをTNCに供給するとなんとなく焦げ臭いにおいがします。すぐに電源をCutしました。
代替のTNCを持っていっていましたので、交換してRigにつなぐと正常にデジピートすることが確認できました。幸いなことにバッテリーとRigは正常のようです。

ここまでで、可能性としては
・TNCの破損
・太陽光パネルのバイパスダイオード(ショットキーダイオード)のオープン
・チャージコントローラーの破損
が考えられます。

たぶんすべて、近くへの落雷の誘導雷による破損と思われます。
とりあえずTNCとチャージコントローラーは下山してシャックでテストしてみます。
太陽光パネルはバイパスダイオードを入手して交換しようと思います。

いずれにしても、しばらくはJG6YCZ-3は停波になります。
ご利用の皆さんにご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。




2011年8月7日日曜日

フィールドディコンテスト参加

久しぶり(本当に久しぶりです、5,6年ぶりかな)にフィールドディコンテストに移動局として参加しました。
運用場所はいつもの犬飼町の三ノ岳(標高570m位)です。
もう、学生のころのように泊り込みでは体力的に無理なので、朝6時に起きて出発しました。
今年も、50MHzにエントリーしました。
設備はIC-706mk2+AT-180、ログはZLOGをUMPCで利用しました。PCとのインターフェースは数年前に作ったAMD-USB-CQ Ver1.0bです。CI-Ⅴシステムとともに使いましたので、快適なQRVができました。特にSSBでのCQマシンは今日のようにコンディションが悪いときは必須です。
...そうです。今日はコンディションは最悪でした。Esも出ていない状態でそこそこGWでのQSOが中心でした。
QSO数はここに書けないほど悲惨なものです。
さらに、台風の影響かときどき小雨が降ってきたので3時間ほどで撤収して下山となりました。


今回は格安で購入したシールドバッテリー(50AH)のテストも兼ねての運用でしたが、まったく問題なく3時間CQを出し続けることができました。これなら1日の移動運用でも大丈夫でしょう。(このバッテリーは通常自宅でソーラーパネルでフル充電の状態で管理しています。)
シールドバッテリーのテストに関しては満足の結果となりました。