2010年12月12日日曜日

POMトラッカーの組み立て

ここのところ、更新がごぶさたでしたのですこし前のいじりをご紹介します。

ローカルのOMさんから紹介してもらって、キットを入手していたPOMトラッカーですが、しばらくの間忙しくて放置していたのですが、ローカルのにAPRSを広めようとのOMさんの声で奮起しました。

まず、組み立てる前にお決まりのパーツチェックです。
これをやっておくかやらないかでずいぶん組み立ての効率が違います。
このキットにはハンディ機のPTT用に2種類の抵抗が同梱されています。
この確認は必須です。本体にもカラーコードが酷似している抵抗があるので注意が必要です。
まず、抵抗を取り付けます。次はコンデンサと背の低いパーツからとりつけていきます。
LEDはあとからケーシングの際に問題になりますので、出来るだけ低く取り付けます。その他のパーツも、できるだけ背を低く取り付けておいた方が良いです。
基板のパーツの穴はやや小さめです。ほとんどのパーツは問題なく取り付けられましたが、3端子レギュレーターだけは、穴が小すぎました。
私は、手元にあった0.95mmのドリル歯で穴を大きくしてとりつけました。

説明書ではピンヘッダを使わなくてもOKとのことでしたが、調整などのことを考えて、シングルピンヘッダとダブルピンヘッダを適宜使用しました。
ただ、リグ側にピンヘッダを使うことによって、GPSユニットを乗せるアルミ板に接触してしまいましたので、アルミ板をカットしました。カットはニッパーで大丈夫です。

組み上げたあと、回路図などと照らし合わせ、残ったパーツはないか、パーツのつけ間違いはないか、ハンダミスはないかチェックします。パーツ数は少ないのですぐに終わりますが、やはりこの作業は、お茶を飲んでからの方が良いです。
頭をクールダウンしてからチェックをしてください。

組み上げがOKだったので、GPSユニットと、リグを接続してバラックで電源をいれます。
電源をいれて2,3秒でPTTがONになりパケットが出ればまずOKです。
その後、3分程度でGPSのLEDが早い点滅から、ゆっくりした点滅に変わればGPSの動作もOKです。

次は、PICにコールサインと、ビーコンテキストを書き込みます。
マニュアルにあるようにRS232Cの接続ケーブルを作ります。
ここで、組み立ての時にダブルピンヘッダにしていた効果がでます。
ピンヘッダに、232cケーブルをつないで設定ソフトを動かします。
私は、マニュアルで薦められている、VMPlayerは使わず、LINUXのブータブルcdイメージからCDを作り、PCを再起動してLINUX上で行いました。
私の、こういった実験用には、古いノートPCを使っています。
速度は遅いのですが、シリアルポートが物理的にでているので便利です。

書き換えるのはコールサインとビーコンテキストのみでOKです。あとはデフォルト設定のままで良いようです。
コールサインのSSIDは-12が望ましいです
なお、設定ソフトでは-12が直接入力できません。
「-<」と入力することでSSIDを12にすることができます。 こうして完成したPOMトラッカーをケースにいれます。 同梱のアルミ板をGPSユニットの床にします。 トラッカー基板とGPSユニットが2階建てになります。 この時、トラッカー基板に背の高いパーツがあるとうまくケースに入り切りませんので注意が必要です。 完成した、POMトラッカーはAPRSデビューを望んでいるローカルに貸し出しています。
気に入ったら、買い上げてもらうことにしています。
リグは別としてGPSユニット込みで5,000円程度でAPRSをはじめられるのは素晴らしいことだと思います。
POMトラッカーを企画して、パーツの頒布をしていただいている、愛媛各局に敬意を表します。

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