TinyTrak4のファームウエア(tt4 alpha v0.60)でTNCがうまく動きましたので、今度は同じファームウエアでTrakerの実験をやってみました。
コマンドの設定はターミナルソフトではなくTinyTrak4 Alpha Config v0.60.exeというGUI Config programツールが公開されていますので、これを使いました。
GUIのソフトですのでなんとなく眺めていれば使い方はわかると思います。
基本的なパラメータはデフォルトで入っています。
コールサインやスマートビーコンなどの基本的な項目を入力してCommsでTT4に書き込みます。
これでOKです。インターフェースのD-subコネクタのピンはTT3Plusと同じですので、モービルのTT3Plusと交換して近所を走ってみました。
ところが、まったく軌跡が記録されてませんでした。
この日は、なぞのままあきらめました。
今日、時間ができたので再び挑戦してみました。
結論から言いますと、GUI Config programで設定したPosition Reporting RateとSmartBeaconingの値がTT4に保存されないことが判明しました。
デフォルトではPosition Reporting Rateは0でSmartBeaconingも無効なので、位置情報が送信されなかったようです。
そこで、前回使ったTeraTermで直接コマンドを入力して、PPERIOD(位置情報の送信間隔)をコマンドで入れてあげるとその間隔で位置情報が送信されるようになりました。
また、SBENをtrueにするとSmartBeaconingも有効になりました。
この状態でGUI Config programでconfigを読み出すとそれぞれの値が読み出されます。
どうも、GUI Config programのバグではないかと思います。
今度は、きれいな軌跡を描いてくれました。SmartBeaconingを有効にしています。(緑色の軌跡がTT4、赤が9600bpsのTM-D710です)
今回利用したGUI Config programは設定情報をファイルとして保存する方法がありません。TT4に書き込んだ内容を読み込むことによって前回作業した内容を再現します。したがって、このあと、ファームウエアがVerUpした場合は今回設定した内容が失われてしまうわけです。変更した部分のメモを取っておく必要があります。
今回のバグの修正とともにファイルでの保存が可能なように改善が待たれます。
さて、Trakerの検証もできましたので、次は9600bpsの受信の実験をしてみようと思います。
2010年1月16日土曜日
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