2009年4月24日金曜日

GPS-USBドングルGT-730F/L用電源

秋月電子で買ったGPS-USBドングルですが、現在は秋月電子がおまけで単三4本用の電池ケースをつけてくれます。
もって歩くときはこの電池ケースを使っていますが、やや大きいなと思いましたので、単三2本で動作できないか実験してみました。
利用するデバイスは同じく秋月電子で購入したDC/DCコンバータICのHT7750Aを利用しました。3V(NiMHの場合は2.4V)を5Vへ昇圧させる仕組みです。このICは前回、懐中電灯の白色LED化でもいい成績を出したので期待できます。
今回は前回よりも出力電流が大きいと思われましたので、直径15ミリのフェライトコアに0.5ミリのエナメル線を巻けるだけ巻いたものを使いました。

ブレッドボードの実験で5Vが出力されることを確認し、抵抗をつないで出力電流を測ってみました。26Ωの抵抗で150mA流れていました。少し規定値より低いので電圧が落ちていると思われます。
試しに、GT-730F/Lをつないで、家の外にもって出るとすぐにGPSがFIXしました。
入力側の電流を測ると約3Vで約220mA程度流れていました。
この状態ならエネループで約8時間は持ってくれる計算になります。

電池ケースに基板とUSBコネクタを接着して完成です。
秋月のケースから比べるとかなり小型になりました。
今は基板やUSBコネクタの接着剤が固まっていないので、明日、フィールドでどのくらい電池が持つか試してみようと思います。

2009年4月19日日曜日

UMPCでAPRS

ウルトラモバイルPCでAPRSをやってみました。
GPSユニットは秋月電子で購入したGT-730F/Lという小型のUSBドングルを使用しました。
このGPSユニットはログ機能もついていて、3,500円という破格値です。
ログ機能については別の記事にまとめます。

ウルトラモバイルPCはAsusのEEEPC 901-Xです。
これに、AGWPEとUI-VIEW32の組み合わせで実験しました。
インターフェースは「インターネット・アマチュア無線」に載っている簡単版のインターフェースです。
このインターフェースは単に入出力のレベルを合わせてあげることと、RS-232CのRTS信号を使ってPTTのON・OFFをコントロールする簡単なものです。
今回はEchoLinkやPSK31などにも流用できそうなので、少し手間をかけて回りこみ防止のコアを入れてあります。
移動運用でのPSK31でも活躍してくれると思います。

901-XにはRS-232Cポートがありませんので、これも秋月電子で購入したUSB-RS232C変換ケーブルを使います。
この変換部分が曲者で、実験段階ではうまくPTT動作に連動してRTS信号が変化したのですが、くみ上げるとうまくいきません。
PCを再起動したり、ポートを変えたりしたのですがうまくいかず、結局最後はAGWPEのフォルダの中のiniファイルをすべて削除して新規にポートを作成するとうまくいきました。
あとはAGWPEの設定でTNCタイプをsoundcardにして、シングルポートで設定します。
これでUI-VIEW32を起動するとサウンドカードがTNCになります。

あとは、送受信のレベル調整ですが、受信についてはさほどシビアではありません。
APRSの信号を受信しながら簡単にレベル調整ができます。
送信は受信に比べて少しシビアです。とくに過変調のときはうまくデコードしてくれません。他のTNCの信号音に比べてやや変調が浅い状態のほうがうまくデコードしてくれました。

試しに、車に乗せて10分ほど走ってみました。TT3Plusのようにスマートビーコン機能がないので、道路に沿ったきれいな軌跡は無理でしたが、とりあえず走行ルートはきちんと出ていました。

これで、TNCレスのAPRSシステムの完成です。単にTNCレスということであればTinyTrack3のほうが優れていると思いますが、このシステムはネット接続がない状態でもメッセージの送受信ができることがメリットです。
災害時などの情報交換に役立つのではないかと考えています。
現在、職場のクラブの仲間といっしょに災害時でも動作するUI-DIGIの設置を検討しています。
このUI-DIGIとの組み合わせで災害時に威力を発揮するものを目指しています。

UPSの誤動作(その後)

UPSの誤動作ですが、設置位置を変えてからのべ20時間ほどシャックで作業をしたのですが、まったく誤動作は起こしませんでした。
やはり、トリプレクサーからの漏れ電波による誤動作のようです。
たぶん、もう大丈夫だと思います。

2009年4月17日金曜日

UPSの誤動作

今朝、出勤前に2階のシャックからUPSの動作する「ピッ!」という音が聞こえました。
漏電ブレーカーは下りてないので急いで見に行くと、バックアップ動作を1,2分ごとに繰り返していました。
バックアップ電源に切り替わって5秒ほどでAC電源に切り替わっていました。
出勤前なのでとりあえずそのままにして出勤しました。
夕方帰宅してPCを見ると、再起動した形跡がありました。どうやら誤動作のあと、ACに切り替わらずにバッテリーが消耗してしまったようです。
とりあえず、そのとき見る限りでは正常に動いているようなのでそのままにしましたが、夕食を食べているとまた「ピッ!」という音がしました。
2階へいってみると朝と同じ状態になっていました。
よく観察していると、APRSの送信(144.66MHz 10W)とすべてではないですが同期しているようでした。
設置状態を良く見るとGPからシャックに降りてきている同軸を144、430、1,200MHzに分けているトリプレクサーがUPSの真横にあります。
もしかすると回り込みかと想像し、UPSをトリプレクサーから15センチほど離してみました。
すると、ぴたりと誤動作がおさまりました。やはり、業務用と違いプラスチックケースに入っているのでシールドが甘いのでしょうか。
とりあえず、いまのところ「ピッ!」という動作音は聞こえてきていませんので、明日・あさっての休みを利用して様子を見てみようと思います。

2009年4月16日木曜日

UPS導入

エコーリンク、ナビトラマップ、WeatherStation、I-Gateなどを動かしているパソコンサーバーにUPSを導入しました。
実は、数ヶ月前から頻繁に漏電ブレーカーが落ちるようになっていまして(漏電自体は危険なレベルではないようで、業者の人に「少し様子を見ましょう」といわれました)、漏電ブレーカが落ちるたびにPCの立ち上げ、アプリの設定(APRSサーバーへつなぐ操作など)をする必要がありました。
さらに悪いことには、WeatherStationのPC表示ソフト「WeatherDisplay」の画面キャプチャ用にVirtualBoxでWindows2000を動かしているのですが、この仮想PCのイメージが壊れてしまうことがあるのです。
UPSの設置を行い、UPSのACプラグを抜いて擬似的に停電を作ってテストをしましたがきちんと動作をしてくれています。
小型のUPSなので長時間のバックアップは無理ですが、ブレーカの復帰はたぶん1分以内にできると思いますので、問題ないと考えています。
UPSはサンワサプライのUPS-350TKというもので、イーサプライ楽天市場店で8,379円で入手しました。楽天のポイントがたまっていたので5K強で買うことができました。
UPSはもっと高価なものというイメージがあったのですが、最近はずいぶん身近になったと感じました。
これなら、ノートパソコンのバッテリーがNGになって停電対策ができないような場合にはオプションのバッテリーを買うより、UPSを買ったほうがお徳ではないかと思います

2009年4月15日水曜日

太陽光懐中電灯の白色LED化










ずいぶん前に購入した太陽電池パネルつきの懐中電灯を白色LED化してみました。
使ったデバイスは秋月電子で購入したHT7750Aという3端子のDC/DCコンバータICです。
5個パックで200円です。
なんと、ICを含めて5個のパーツ(LEDの電流制限用抵抗を含めると6個)で回路を組むことができる優れものです。
白色LEDは懐中電灯のランプ部の大きさの都合で9個としました。
この手の回路のキモはコイルのようなのですが、手元にあった、47μHのチップタイプを使いました。電流容量は100mAなので9灯のLEDでギリギリの線だと思います。
コンデンサはタンタルを使うように指定されていましたので、ジャンク基板からはずしたものを合成して使ったので見栄えは良くありません。
基板上はICとタンタルコンデンサのみですが、コイルとショットキーダイオードはチップパーツなのでハンダ面に取り付けてあります。
回路自体は簡単なのですぐに組みあがりました。
LEDはユニバーサル基板に丸い形を描くように配置して、すべてパラレルにしてあります。
動作電流は約2Vで65mA程度です。この状態でも実用になる明るさでLEDは発光していますので、NiMHがほぼ空の状態まで光らせることができると思われます。
NiMHはReCyKo+ブランドの2100mAHですから、約20時間くらいは点灯していると思われます。
これでまたひとつ災害持ち出し袋に入れるグッズが増えました。

2009年4月4日土曜日

プリウス無給油1,000km達成

アマチュア無線やPCとは関係ありませんが、本日2回目のプリウス無給油1,000km走行を達成しました。
まだ、フューエルゲージはまだ1目盛りになって70kmですので、まだ50kmくらいは走れると思いますが、エンストも怖いのでここで止めます。

新エコーリンク・APRSノードの性能

今日は大分市に病院へ行く日なので、周波数を430MHz帯へQSYしたエコーリンクと、22mHにアンテナをグレードアップしたI-Gateノードの性能を試してみました。

まず、エコーリンクですが、やはり予想通り市内を出るとSが急激に落ちてしまいます。
いままでは59だったところで55くらいです。
でも、意外に弱いながらもある程度(55~53)の信号強度でいままでとほとんど同じくらいの距離まで信号は届いていました。
もうひとつ、信号強度は弱いのですが、聴感上のメリットの向上がありました。
というのも、430MHzの方がQSBの谷間が狭いため144MHz帯に比べて弱い信号のときにメリットがいいのです。
実際にSが3つくらいでQSOできるかはやってないのでわからないのですが、何とかいけそうな気もします。
結論としては430MHzもSが弱いながらそれなりに使えるのではないかという感じをもちました。
このまましばらくテストを続けてみようと思います。

次に、APRSの方ですが、こちらはさすがに22mHのGPの性能がでています。
大分市内では幾つかの地点でしかプロットしていませんが、とりあえず目的地までのルートがきちんとaprs.fiで確認することができました。
残念ながら、大分市の中心街では福岡のデジピータを利用できないので、パケットが途絶えてしまいますが、市内にI-Gateができればいいのにと思います。