2010年5月17日月曜日

IC-207へクーリングファンを

WiRESで使っているIC-207のクーリングファンを交換しました。
今までのファンは少し大きくて、音も金属的な音がしていたので、ファンを交換しました。
パソコンショップで穴の間隔が40ミリのものを買ってきました。静音性を重視するか、風量を重視するかで悩みましたが、20WのフルパワーでALL JA CQ ROOMのQSOに耐えさせるために風量を重視しました。
家に帰ってファンを取り付けてみると、取り付け用のでっぱりにぴったりはまります。
ファンコントロール回路につないで完成です。たぶんこれで50W機仕様になったはずです。すこし気になる音がしますが、以前のものよりずっと静かです。
取り付けてから今日で3日ほど経ちますが問題はないようですが、これからの夏のシーズンに向かってこれだけで足りるかどうかがちょっと心配です。
Rig全体を冷やす大きなファンが必要になるかもしれません。

2010年5月16日日曜日

C520のリペア

Twitterでフォローしてもらった中古中心のお店から音量が小さいという症状のC520を購入しました。
4.8Kでした。ヤフオクで見つけるとジャンクでも10k近くするものです。

Web上の写真で見る限り結構きれいで、表示部の液晶の漏れもないようなので購入してリペアにチャレンジしてみました。
以前、自己所有のC520をリペアしたことがありますし、Net上にも情報があるので今回のほうが楽そうです。
このころのスタンダードのハンディ機は電解コンデンサが液漏れを起こして動作不良になっています。したがって、このコンデンサを交換するとともに、漏れた電解液をきれいに洗浄してあげる必要があります。この洗浄をおこたると湿度の高い梅雨時などに動作不良を起こしてしまいます。

C520がとどきました。梱包をほどいてみるとNet上で見る以上にきれいな状態です。
確かに、音量が小さいです。
それではリペア作業です。
まず、ケースを2分割にして、さらにCPU基盤をRF部からはずして3分割にしておきます。
まず、電解コンデンサをはずしていきますが、素直に外れません。漏れた電解液が変質してハンダが解けないのです。細いマイナスドライバでこじってハンダ面を露出させます。2,3個はずしたところでとんでもないことが起こってしまいました。
+側のパターンがコンデンサのリード線と一緒にはがれてしまったのです。どうやら、漏れた電解液がパターンと基盤の接着を弱めていたようです。
最終的には16個のコンデンサをはずす過程で5個のパターンをはがしてしまいました。
かなり精神的に堪えたのですが、気を持ち直してルーペでパターンをチェックするとすべてのパターンでスルーホールからパターンが引かれていることが確認できました。
つまり、このスルーホールからジャンパーを飛ばせば何とかなるということです。

コンデンサを取り付ける前にランドの周りをマイナスドライバで擦って固まってしまった電解液をこじっておきます。この状態で、綿棒にアルコールをつけてよくふき取っておきます。
次にパターンがはがれたランドを近くのスルーホールからリード線でジャンパをだして修復しておきます。
あとは、あらかじめメモをしておいた位置に間違えないように同じ値のコンデンサを取り付けていきます。
ケースを元通りにして、電源を入れます。緊張の瞬間です。
スケルチをOFFにすると十分な音量でノイズが出ます。
ほかのRigで送受信テストをしてみましたが、問題はないようです。
そこで、現用のC520からトーンスケルチユニットを抜いてこちらに入れ替えました。
しばらくこの状態でエコーリンクとWiRESで使ってみようと思います。
ケースがとにかくとてもきれいなので、新品のRigを買った気分です。今回は大成功で大満足です。

2010年5月5日水曜日

WiRESノードを開局しました

先月、県内のエコーリンク仲間でミーティング兼飲み会をやったときに薦められたWiRESをはじめました。
まず最初にHRI-100というインターフェースを購入しました。
中にはマニュアルははいっていなくて、WiRESサーバーの使用承諾申請書だけでした。
この使用承諾の申請がなんと郵送かFAXでの受付のみということ。いまどきWebでできないなんて、絶句しました。
まあ、文句を言っててもしかたがないので親戚の家でFAXを借りて送信しました。
4日後にサーバーIDが届きました。セットアップ自体はそれほど難しくありません。ただ、USB-シリアル変換ケーブルのD-SUBとHRI-100のD-SUBコネクタのメスねじ側が両方のコネクタにあり、ぶつかって接続できませんでした。
しかたがないので、HRI-100側のメスねじをはずしました。(はずす際にHRI-100の蓋を開けたので写真を撮っておきました)
音声レベルの調整も難しいといわれているようですが、Voice Check.DLLというアドオンを使うことによって非常に簡単に設定ができます。(ここに詳しく書いてありますhttp://jq1yda.org/topics/wires/nodestart/af_level.html
音が悪いというのはきちんと調整をしていないノードが存在するからかと思います。
ノードによって音質の差がかなりあります。この辺がエコーリンクと違うところかと思います。
RFに使うRigはIC-207を使います。最初、PCのACアダプタを使った簡易版のDC電源を使ったところRF側へハムが乗ってしまいました。パワーをあげるとハムが大きくなるので、電源の容量不足と判断し、別の専用の定電圧電源を準備しました。
電源を交換するとハムもなく20Wフルパワーで送信できるようになりました。
20Wでの長時間の送信に耐えるようにRigの後ろ側に12Vのファンを取り付けました。ケース温度が40℃を超えると強制空冷になります。
ノードの周波数は430.92MHzでトーンスケルチ77.0Hzにしています。
接続するルームはWiRES ALL JA CQルーム CH1にしています。
日本全国から信号が聞こえるので7MHzを聞いているような感じです。
この田舎で430MHz帯がどのくらい実用になるかは疑問ですが、とりあえずこの状態でしばらく運用してみようと思います。

FTBVX8Jがバージョンアップ

FTBVX8Jがバージョンアップしました。
このブログに日本語バージョンの開発協力メンバーのOMさんから書き込みがあり、早速試してみました。
インストしてみると、今までのデータを引き継いでくれているように見えましたので、大喜びでメモリーを少し書き足してVX-8(D)に書き込んでみました。
ところが、エラーになり、書き込みができませんでした。
試しに、VX-8から読み出しをしてみると問題ありません。
ここで、よく見ると、memoriesのタブには変化がありませんが、APRSの設定タブの中身が変わっています。
そうです。書き込もうとしていたのはDになる前の設定情報でした。
一度VX-8(D)のメモリーを読み出す必要があったのです。
ということは、もう一度メモリーを1から入れなおす必要があります。
何かいい方法はないかと画面を見ているとデータのインポート・エクスポートの機能を発見しました。
VX-8の状態のメモリー内容をエクスポートして、Dの空のメモリーを読み込んだFTBVX8Jにインポートしてみました。
これでOKでした。設定内容やAPRSの情報は引き継げませんが、それはあとで設定しなおせばいいので、周波数やモード、トーンデータを引き継げただけでも大助かりです。