Twitterでフォローしてもらった中古中心のお店から音量が小さいという症状のC520を購入しました。
4.8Kでした。ヤフオクで見つけるとジャンクでも10k近くするものです。
Web上の写真で見る限り結構きれいで、表示部の液晶の漏れもないようなので購入してリペアにチャレンジしてみました。
以前、自己所有のC520をリペアしたことがありますし、Net上にも情報があるので今回のほうが楽そうです。
このころのスタンダードのハンディ機は電解コンデンサが液漏れを起こして動作不良になっています。したがって、このコンデンサを交換するとともに、漏れた電解液をきれいに洗浄してあげる必要があります。この洗浄をおこたると湿度の高い梅雨時などに動作不良を起こしてしまいます。
C520がとどきました。梱包をほどいてみるとNet上で見る以上にきれいな状態です。
確かに、音量が小さいです。
それではリペア作業です。
まず、ケースを2分割にして、さらにCPU基盤をRF部からはずして3分割にしておきます。
まず、電解コンデンサをはずしていきますが、素直に外れません。漏れた電解液が変質してハンダが解けないのです。細いマイナスドライバでこじってハンダ面を露出させます。2,3個はずしたところでとんでもないことが起こってしまいました。
+側のパターンがコンデンサのリード線と一緒にはがれてしまったのです。どうやら、漏れた電解液がパターンと基盤の接着を弱めていたようです。
最終的には16個のコンデンサをはずす過程で5個のパターンをはがしてしまいました。
かなり精神的に堪えたのですが、気を持ち直してルーペでパターンをチェックするとすべてのパターンでスルーホールからパターンが引かれていることが確認できました。
つまり、このスルーホールからジャンパーを飛ばせば何とかなるということです。
コンデンサを取り付ける前にランドの周りをマイナスドライバで擦って固まってしまった電解液をこじっておきます。この状態で、綿棒にアルコールをつけてよくふき取っておきます。
次にパターンがはがれたランドを近くのスルーホールからリード線でジャンパをだして修復しておきます。
あとは、あらかじめメモをしておいた位置に間違えないように同じ値のコンデンサを取り付けていきます。
ケースを元通りにして、電源を入れます。緊張の瞬間です。
スケルチをOFFにすると十分な音量でノイズが出ます。
ほかのRigで送受信テストをしてみましたが、問題はないようです。
そこで、現用のC520からトーンスケルチユニットを抜いてこちらに入れ替えました。
しばらくこの状態でエコーリンクとWiRESで使ってみようと思います。
ケースがとにかくとてもきれいなので、新品のRigを買った気分です。今回は大成功で大満足です。
0 件のコメント:
コメントを投稿