2009年1月13日火曜日

PK-80H入手

ヤフオクでHF用のTNC、PK-80Hを見つけました。
HFでパケットをするつもりはないのですが、PK-80ファンとしてはなんとなく気になる存在なので、とりあえず入札してみました。
すると、710円で落札できてしまいました。送料が550円ですので、1,260円の買い物です。
結構レアな商品だと思いますので1,260円は安いと思います。
さて、到着して動作確認をしてみたのですが、電源は入ります。LEDも電源投入時にPWR,CON,STAが点灯して数秒後CON,STAのみが消えるスタートアップの挙動は問題なくCPUも正常に動作しているようです。
ところが、PCに接続してターミナルソフトでチェックするとどうもおかしいのです。
バックアップ電池を一度はずし、ボーレートを2,400bps、7ビット、偶数パリティ、ストップビット1(TNC-2のデフォルト値)にして、電源を入れてもスタートアップ画面が表示されないのです。
RS232Cケーブルのチェックをして、正常なPK-80をつなぐときちんと表示されます。
RS232CドライバのLM324の不良かと思いTL084に変更しても動作は変わりません。
TL084のRXD端子をオシロで調べてみるとサインオンメッセージのタイミングで5Vくらいでスイングしています。
となるとその前段のZ80SIOが怪しくなります。サインオンメッセージのタイミングでZ80SIOの出力にはそれらしき波形が出ているのですが、これが正常な文字コードの波形になっていないのではないかと思われます。
さて、20年以上も前の主流であったZ80の周辺パーツが手に入るのかと思ったのですが、なんと若松通商に在庫があるようなのです。
ただ、Z80PIOが原因である保証はなく、また、PK-80Hを修理してもHFでパケットをやるつもりは当分ないので、無駄な投資のような気がするのですが、せっかくレア品を手に入れたのでできることはやってみようと思います。
もうひとつ、今思いついたのですが、正常なPK-80と並べて各ICの電圧を比べてみようと思います。運がよければこれで故障個所が判別できる可能性があります。
いずれにしても、しばらくこのTNCで遊べそうです。

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