2011年8月16日火曜日

APRS山岳デジピータJG6YCZ-3停波中

6月24日からAPRSの山岳デジピータJG6YCZ-3(1,200bps)が沈黙しています。

先日、フィールドディコンテストに三ノ岳に登ったついでに様子を見てみました。

局舎をあけてみると、Rigは通電していず、TNCは全てのLEDが薄く点灯した状態でした。
ソーラーチャージャーコントローラーのステータスを示すLEDは消灯しています。これは通常のステータスではありえない状態です。
48AHのシールドバッテリーの電圧を測ると幸い12Vありました。過放電にはなっていないようです。
しかし、ソーラーチャージャーコントローラーの出力を測ると6Vくらいしか出ていません。これでは周辺機器が動かないはずです。

とりあえず、コントローラーにつながっている全ての線を取り外しました。
太陽光パネルの電圧を測ると太陽光が当たっていても通常の1/2の電圧の11Vしか発電していません。
しかし、コントローラからバッテリーをはずし、バッテリーから12VをRigに供給すると正常に動くようです。
同じくバッテリーから12VをTNCに供給するとなんとなく焦げ臭いにおいがします。すぐに電源をCutしました。
代替のTNCを持っていっていましたので、交換してRigにつなぐと正常にデジピートすることが確認できました。幸いなことにバッテリーとRigは正常のようです。

ここまでで、可能性としては
・TNCの破損
・太陽光パネルのバイパスダイオード(ショットキーダイオード)のオープン
・チャージコントローラーの破損
が考えられます。

たぶんすべて、近くへの落雷の誘導雷による破損と思われます。
とりあえずTNCとチャージコントローラーは下山してシャックでテストしてみます。
太陽光パネルはバイパスダイオードを入手して交換しようと思います。

いずれにしても、しばらくはJG6YCZ-3は停波になります。
ご利用の皆さんにご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。




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