2009年8月31日月曜日

モービル用Bluetoothヘッドセットの製作

CQ誌8月号にJA1MKB黒岩さんが投稿されている携帯電話用Bluetoothヘッドセットを使ったヘッドセットの作製にチャレンジしてみました。
以前からモービル運用はハンドマイクでしたので、街中を走って交差点を曲がる際に非常に怖い思いをしていました。
フレキシブルマイクをつけるという手もあるのですが、市販のフレキシブルマイクのPTT部分がプリウスにはしっくりと取り付けるところがないので二の足を踏んでいました。
この記事を見てこれだと思いました。
携帯電話用BluetoothヘッドセットはVX-8用や本来の携帯電話用に2個持っていていずれも安価な割にはきちんと動作してくれるので期待が持てます。

回路的には音声周りは単純にBluetoothのアダプタの入出力をRigに入れるだけなのですが、PTTの切り替えとヘッドセットのスリープ状態を回避する回路がちょっと複雑です。
それでもCMOS-ICが2個とNPNトランジスタが1個ですのでユニバーサル基板に組みました。
実は、1回目のトライは失敗でした。意気消沈してその日を終えました。
3日後に時間ができて、頭も十分にクールダウンして回路を見直しました。
案の定グラウンドの引き回しが1箇所抜けていました
そのほか、CMOS-ICにパスコンをいれて安定化させました。

バラックですが動作をはじめました。
PTTもヘッドセットの電源スイッチを押すとトグル動作をきちんとしてくれます。
音質の方なのですが、ややオフマイク気味の音で低音が出ていません。レベルも少し低めのようです。
OMさんに聞いてもらったのですが、やや帯域が狭い感じがするとのことですが、標準のマイクと比べなければそれほど気にならないレベルとのことです。
今後の課題としてハイカットフィルタとマイクアンプを入れて相対的に低音域をブーストしてみようと思います。

今回使ったBluetoothのヘッドセットとアダプタはここで買いました。
税込みで8,400円でした。他のパーツを含めても1万円かかっていないと思います。
フレキシブルマイクの2割から3割安で製作できました。

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