2009年3月29日日曜日

新バンドプラン(その3)

いろいろ悩んで、テストした結果、当局の新バンドプランへの対応は次のようにしました。
1. 144.66MHz-APRS・I-Gate  -3段コーリニア(22mH)
2. 430.72MHz-エコーリンク   -11段コーリニア(22mH)
3. 431.02MHz-ナビトラUI-Digi -6/8λGP(5mH)

エコーリンク用のRigはC5750+ブースタに変えてTM-D700にしています。
エコーリンクが送信中はナビトラ側が感度抑圧を受けてミュートしてしまいます。これは仕方がないこととあきらめています。
また、430MHzでのエコーリンクがどれほどこの山がちの田舎で実用になるのかは未知数ですので、これから実証していくことになると思います。
それに反してAPRSのエリアはぐっと広がりました。かなり広範囲(といっても大分県レベル)の信号を拾ってくれるようです。
しばらくはこの状態で運用していこうと思います。

ライブカメラ設置(その2)

少し前からWebカメラ(ライブカメラ)で遊んでいます。
単なるストリーミングだけでは面白くなくなってきて、カメラをユーザーがコントロールできるものをやってみたくなりました。
Webで探していると「LiveCaputure!」というフリーウエアで特定のカメラがコントロールできることがわかりました。
そこで、対応カメラをヤフオクで探していると、運良くすぐにSONYのEVI-G20というものが見つかりました。
さらに運のいいことに、なんと3,000円弱で入手することができました。(元値は10万円以上します)
ただし、電源やリモコン、もちろん取り説もないというものです。
少し賭けでしたが、結果的にはいいものを落札できました。

早速、キャプチャ入力にビデオ出力を入れてみると画像が白飛びしてしまっています。
これは、以前、動体検出機能のついたソフトで防犯カメラもどきをやっていたときにも経験した現象です。
つまり、室内用に開発されたカメラを屋外へ向けると露出オーバーになってしまう現象です。
対策をいろいろ考えていたときに、偶然ネットで書込みを見つけたのは、車のウインドウに貼るフィルムを使った減光法です。
早速、ホームセンターでフィルムを購入してきました。ネットでの記述を参考に12%の透過率というものを購入してきました。
カメラを設置している出窓にフィルムを貼り付けて試してみました。
光量の具合はばっちりです。日中の明るい時間から、夕方までうまく映っています。
ただ、問題なのは、直接太陽が差し込む時間帯にカメラ自身が映りこんでしまうことです。考えてみれば当然です。車にフィルムを張ったら鏡みたいになるわけですから、映りこみは当然です。

今日は、少し考えて、カメラ側にフィルムを張ってみました。
かなり改善されたようです。
今日は夕方だったので、明日以降の光が差し込む状況で確認してみたいと思います。



そうそう、実行方法を書いておきます。
専用ビューア(LivePlayer!)ダウンロードしてください。
解凍し、インストールが終わったら、「ファイル」>「URLを開く」で「http://jr6cum.mydns.jp」と入力してください。(コピペすると確実)
「制御権取得」のボタンを押すとカメラの制御ができ、パン、チルト、ズームが可能です。(「お気に入りに追加」しておくと次回が楽です。)
明るい時間帯(7:00から19:00まで)のみ動作させています。
まあ、これも完全に自己満足の世界でして、まったく当地に関係のない方はなんのことかさっぱりの品物ですね。
(...そうそう、このカメラのフレームに豊後大野市の新庁舎が数年後には建設されることになると思います。そうなると、少しだけ役に立つかも...です)

TinyTrack3Plusセッティング

Webカメラの設置やバンドプランの変更でばたばたしていて、なかなか進んでいなかった、APRS用のTinyTrack3Plusのセッティングが終了しました。
トランクルームのはじにセッティングしました。

送信用のRigには30年前のTR-7500GRを引っ張り出してきました。
思ったよりFずれも少なくVCOのトリマーの調整で100Hz以内に追い込むことができました。出力も13.8Vで10Wでていますから、送信用としては十分と思います。

アンテナは、TM-D710につけているものがエコーリンクとナビトラ用になっていますので、2本目を取り付けました。アンテナの長さは長いほうがいいのですが、現用のアンテナと同じだと車に取り付けたときのバランスが左右対称でなんとなく落ち着かないので、少し短い物を取り付けました。2mでの動作は1/4λです。

試しに5kmほど走ってみましたが、きれいな奇跡を描いているのがja.aprs.fiで確認できました。

2009年3月27日金曜日

新バンドプラン(その2)

新バンドプランにのっとり昨日、エコーリンクを144.52MHzへQSYさせてみました。
やはり、やはり、エコーリンクが2mではAPRSはNGです。エコーリンクの送信(ダウンリンク)中は完全にミュートです。
エコーリンクと、ナビトラ、APRSの同時運用は厳しいようです。
どれかを犠牲にせざるを得ないようです。

今日はエコーリンクを430.72MHzへQSYさせてみました。これまで使っていたC5750+ブースタはなぜか430の低い周波数がパワーがでない(ブースターをはずせばちゃんと5Wでています)ので、本体のみでQRP運用でスタートしてみました。
とりあえず、22mHのGPにつないでいます。
明日は妻の車につけているTM-D700をおろして、一時的にエコーリンク用にしてみようと思います。そのあいだに、スタンダードにC5750とブースタを修理に出そうと思います。

144MHz帯はAPRSのI-Gateを22mHのGPで運用するようにしてみました。
福岡の電波が受信できるようになってきましたが、I-Gateに比べてかなりデータ量がすくないので、UI-Digiだけでは少々厳しいようです。
しばらくはI-Gateを継続して運用しようと思います。

ナビトラはこれまでAPRS用にしていた5mHくらいの小型GPでUI-Digiの運用に切り替えますデータ通信に関してはAPRSへ軸足を移してみようと思っています。

それにしても、VoIPのバンドが狭いので周波数の選択が今までよりもシビアになって、ローカル局はもちろんある程度はなれた局との調整が必要だと感じました。
不用意にQSYしたら、大宰府のJE6QJVさんの周波数と同じになっていて、なんと大宰府まで電波が届いていて、エコーリンクがループを構成してしまいました。大変迷惑をかけたと反省しています。

2009年3月25日水曜日

新バンドプラン

本日、3月30日施行の新バンドプランが告示されました。
7MHz帯の拡大や135KHz帯の新設などは喜ばしいのですが、
144MHzと430MHz帯のバンドプランにはやや問題ありです。








VoIPとデータ通信を平行してやっているアマチュア局にはなんとも悩ましいものになっています。
なぜ、VoIPバンドとデータ通信バンドが近接してるのでしょうか?

当地は山ばかりなのでエコーリンクは144MHz帯しかほとんど実用になりません。
エコーリンクを144MHzのVoIPバンドで運用するとAPRSのI-Gate運用がNGになりそうです。
せっかくはじめたAPRSをあきらめるのも残念です。
運用の組み合わせを再考してみます。

現在は
エコーリンクとナビトラを22m高のGPで運用しています。APRSのI-Gateを5m位の高さで小さ目のGPで運用しています。
現在の構成のままそれぞれを周波数変更すると、エコーリンクとAPRSの周波数の差はわずか100KHz程度です。これでは感度抑圧は避けられません。

組み合わせを変えて、エコーリンクを430MHzにして22m高のGPで運用することにします。
この際、カバーエリアの減少には目をつぶることにします。
そうすると、144MHzは22m高APRSに割り振ることができます。
これは、メリットになります。たぶん、英彦山のデジピータが見えると思いますし、なによりAPRSのカバーエリアが広がります。
ただし、今度はナビトラを5m高のGPで運用することになり、カバーエリアの減少とやはりナビトラの周波数と300kHz程度しか離れていませんので、感度抑圧が発生することになります。
さらに、この組み合わせだとトーンの入っていないリグがエコーリンクに回ってしまいます。
トーンの入っているC5750はなぜか430MHz帯の低いところでは出力がでないのです。
これを解決しないといけません。
なかなか厳しい選択です。

VoIPの周波数区分はどこまで守らないといけないのかが、現在は不明です。
当然、この周波数の中であれば大手を振ってVoIPを運用することができるわけですが、
現在運用している145.70MHzも他局に妨害を与えなければ全電波形式がOKなわけですから、気をつけて運用すればいいのかなとも思います。
少し様子を見てみようと思います。

TM-D710故障(その2)

本日、修理に出していたTM-D710が戻ってきました。
セラミックフィルタの交換でした。もっと、フロントエンドかなと思ったのですが、意外にIF寄りでした。
保証が効いたようで無償修理でした。さらに、送料も元払いでした。
Kenwood太っ腹!
車に戻すのは週末になりそうです。

2009年3月16日月曜日

TM-D710故障

土曜日に車載のTM-D710をナビトラからAPRSに変更して少し走ってみました。
そのときに気が付いたのですが、Bバンドの感度が異常に低いのです。
ノードの真下でもSが2つくらいしか振れません。車の中にハンディを持ち込んで送信してもやはりSが2つくらいです。
ためしに、D710のアンテナをはずすとまったく入感せず、スケルチさえ開きません。
Aバンドがエコーリンク用(145.70MHz)なので2m同士はミュートがかかるのかと思い、Bバンドを430MHzにしてみても状態は同じです。
最後の手段のフルリセットでも同じです。
あきらめて今日、ケンウッドのサービスセンターへ電話をしたところ送ってほしいとのことでした。
今日、梱包して明日発送します。
ぎりぎり保障期間ですので、無償で修理になるといいのですが。

2009年3月12日木曜日

ライブカメラ設置

WMR100とWeatherDisplayによる気象の観測に加えてライブカメラによる「お天気カメラ」を設置してみました。
いつもの「おうち気象台」にリンクを張っています。
直接リンクはこちらです。

構成は、ずいぶん前に買ったPCIのチューナーカードのビデオ入力にビデオカメラをつないで行っています。
ビデオカメラはテープドライブが壊れた、なつかしのSONYの「パスポートサイズハンディカム」です。(浅野温子のコマーシャルでしたねー。覚えてますか?)
アプリケーションはLiveCapture2というものを使っています。
夜は当然感度不足ですので、7:00から19:00の間のみ動作させています。
接続されてキャプチャ画像を送信している間は結構CPUパワーを使いますので、最大3名の接続に制限してますが、こんなのを3人も同時に見ることもないと思います。

2009年3月8日日曜日

西日本ハムフェア

西日本ハムフェアに行ってきました。
いやー、長洲町は遠かったです。3時間かかりました。
でも、想像以上に盛況でひさしぶりにアマチュア無線家の集まりに行った感じです。
世の中から市民権がなくって来たなーと思うアマチュア無線家がこんなにいるのかという感じでした。


で、本日の収穫
●クロスマウント×2 1個500円 … これはお買い得です。2個あったものを買い占めました。HFの小型アンテナくらいはいけそうです。
●自己融着テープ 1個300円 … そろそろエフコテープが切れそうだったので助かります。
●FCZの寺子屋シリーズ「CWをステレオで聞こう」キット。 … 回路図はCQ誌の別冊に載っているのですが、RFCのピタリのものを入手できずにそのままになっていました。
山積みのFCZの寺子屋シリーズのキットでうれしくなって手当たり次第に買いそうになったのを抑えて1品のみの購入です。
●QSL用無地カード 1,000枚で1,000円 … これまた安い!これでしばらくはQSLカードの用紙に困ることはないでしょう。
合計で、3,450円のお買い物でした。













あとは、日頃声だけでのお付き合いのエコーリンクのオール九州カンファレンスの皆さんにも会えました。
また、APRSネットワークの皆さんにはTinyTrack3Plusのtipsも教わったり、i-Gateの開設を祝福していただいたりでとてもよい1日となりました。


今年の反省。名刺を作っていかなかったことを悔やまれます。来年はかならず名刺を作ってきます。

2009年3月3日火曜日

TinyTrack3Plus使用感

今日は雨が降っていたので、職場に歩いていきました。(いつもは自転車です)
かばんの中には当然、TT3+とVX-6を入れていきました。
ここで少しトラブルが。無造作にかばんの中にTT3+とVX-6を入れたせいか、回り込みで誤動作を起こしたようで、TT3+が送受信の動作を繰り返すのです。(VX-6は送信はしていませんでした。)GPSモジュールもロック表示をしていません。
電源を何回か入れなおすと動作をはじめましたので、家をでました。GPSの受信状況チェックもかねてGPSモジュールはかばんの外に出しておきました。
約10分間の通勤時間の中で3回ほどハングアップして電源を入れなおすことになりました。おかげで遅刻寸前でした(^_^;;

ためしに職場で窓際においてテストしてみるとちゃんと動作します。
やはりVX-6のアンテナがGPSモジュールかTT3+本体に近いと回り込むようです。
仕事中ですので、回りこみの個所の追い込みはしませんでした。

帰宅時はかばんの中でVX-6とTT3+とGPSモジュールがそれぞれ最大の距離をおくように配置して、かつ、VX-6のパワーを最小してみました。
今度は帰宅するまでGPSのロックが外れることはありませんでした。aprs.fiで見るときれいなルートが表示されていました。

シャックにTT3+とVX-6持ち込みアンテナをTT3+やGPSモジュール、そのコードに近づけて電源を入れるテストをやってみました。
やはり、TT3+の近くで電波を出すと誤動作をします。
ためしにGPSモジュールからのケーブルのTT3+に近い側にフェライトコアをいれると誤動作を起こさないようになりました。
まだ、完全ではないと思いますが、これでしばらく様子を見たいと思います。

2009年3月2日月曜日

TinyTrack3Plusの組み立て(完成編)

今日は、仕事から帰ってすぐに昨日の続きをはじめました。
リグへの接続はハンディ機を想定していますので、3.5φと2.5φのプラグをジャンクボックスから探し出しました。GPSモジュールのコードはNGになったマウスのケーブルを流用しました。
電源はおもちゃのラジコン用のNiCdパックがありましたので、これを利用します。
GPSモジュールのケースは適当なものがなかったのでとりあえずminiDVテープのケースを利用しました。まだまだ、半分くらいのケースでもOKです。

すべてをセットアップしてVX-6でテストを行いました。
まず、送信レベルですがこれはPCをつないで管理ソフトでテストトーンを出してほかの受信機でモニタしてひずまないレベルにします。
次は、DCDのレベルを調整します。スケルチを開いた状態でDCDが瞬くように設定します。

これで、送信テストが完了ですので、144.66MHzで実地テストです。
動作は問題なしです。aprs.fiでもきちんと位置を表示してくれます。
NiCd電池の容量が外からは見えないのですが、GPSモジュールを含めた全体の消費電力は50mAですので、半日くらいは持ってくれそうです。
とりあえず、この状態で持ち歩いて遊んでみたいと思います。

2009年3月1日日曜日

TinyTrack3Plusの組み立て(その2)

夕方、秋月電子からパーツが届きました。早速、GPSモジュールのテストを行います。
今回注文したのは、「RS232Cレベルコンバータ内蔵 GPSモジュール」というものです。RS232Cコンバータが内蔵されているのでコンパクトに仕上がりそうです。
まず、モジュールに付属の説明書のとおり接続して動作テストを行います。
室内でのテストにもかかわらず衛星を捕捉してくれます。コールドスタートにもかかわらず2分程度で衛星を捉えた表示(モジュールのLEDがブリンク)をはじめてくれました。かなり感度が良いようです。
TinyTrack3Plusに接続できるように専用ソフトでボーレートを4,800bpsに変更しておきます。このあたりは秋月電子のHPに説明があります。
ここで、バラックですがTinyTrack3Plusに接続してみました。
結果は一発でOKでした。約10秒程度で衛星を捉えてTinyTrack3PlusのグリーンのLEDが点滅から点灯に変わります。
1分に1回ビーコンを発射する設定にしていますので、1分おきにTXのLEDが点灯しています。どうやらうまく動いているようです。
あとは、RigまでのMicとSPのコードを接続して、それぞれのレベル調整ですが、今日はここまでにして残りは明日以降の楽しみしておきます。

TinyTrack3Plusの組み立て

TinyTrack3Plusのパーツが届きましたので、昨夜のうちに組み立てておくことにしました。
パーツと一緒に入っている1枚の説明書をゆっくり読みながら組み立てました。
説明書は英すが、わかりやすい表現になっていますし、組み立ての順番、注意点をきちんと書いてありますので大変語で助かります。(後述しますが、1点問題点ありですが)
約1時間程度で組み立てが終わりました。
私はこういったキットを組み立てたときは、少し時間を置いてからチェックをすることにしています。組み立てが終わったのが夜の9時近くでしたのでチェックは翌日にすることにしました。

翌日のチェックで、思いがけないミスが発見されました。それは、インターフェースの9ピンD-SUBの取り違えです。Radio/PowerのJ1、PC/GPSのJ2がそれぞれメス、オスに分かれていたことに気がつかなかったのです。
実は購入前にインターフェース用のパーツを注文するときに、勝手に両方オスコネクタだと勘違いしていたのです。したがって組み立ての際にもまったく気が付きませんでした。おかげでインターフェースに必要なメスコネクタの数が足らずに今日、追加で若松通商に注文をしなければなりませんでした。
この、9ピンコネクタの取り外しが大変でした。最初は普通の15Wの半田ごてでやっていたのですがはかどらず泣きそうになりました。途中から思い切って60Wの半田ごてに変えてからズムーズに取り外しができました。
これからTinyTrack3Plusを組み立てる方は、このD-SUBコネクタには十分気をつけてください。
取説のパーツリストにはオスメスの表記がありますが、組み立て中に読んでいく説明部分には単にJ1、J2としか書いていないので見逃す可能性があります。

さて、ここまでで電源を入れてみました。PowerLEDの点灯とTX、DCD、GPSLEDが小気味よく数回点滅します。消費電力が過剰でないかのチェックをしておきます。ここまではOKののようです。
TinyTrack3Plusに設定を書き込むのはリバースケーブルが必要です。
本当は秋月電子に注文したパーツでリバースケーブルを作る予定だったのですが、ジャンクボックスを探していると、リバースケーブルが見つかったので、設定を書き込んでみることにしました。
Byonics社のサイトで管理ソフトをダウンロードしてきます。
設定値は「APRS T2FUKUOKA, fukuoka.aprs2.net」のサイトとJM7MUUさんの「YochiWikiPlus!」を参考にさせていただきました。特にJM7MUUさんの設定ファイルは大変有効です。
管理ソフトを走らせると一発でTinyTrack3Plusに接続できましたので、設定ファイルを読み込み、書き込んでおきます。

インターフェース用のD-SUBコネクタやGPSモジュールは秋月電子に注文していてまだ届いていませので今回の組み立てはここまでにしておきます。