愛車プリウス(二代目NHW20)に念願のHF機とアンテナを搭載しました。
RigはIC-706mk2とアンテナはサガ電子のCM-144W(21・28・50MHz)です。
6年前までは同じ構成でマツダ(アンフィニ)のMPVでHFモービルを楽しんでいました。
アースはレインドレインに8ミリ幅くらいの銅版を2mほど這わせていましたが、SWRもきれいに落ち飛びもなかなかのものでした。
RigはIC-706mk2とアンテナはサガ電子のCM-144W(21・28・50MHz)です。
6年前までは同じ構成でマツダ(アンフィニ)のMPVでHFモービルを楽しんでいました。
アースはレインドレインに8ミリ幅くらいの銅版を2mほど這わせていましたが、SWRもきれいに落ち飛びもなかなかのものでした。
プリウスを買ってからは、「HFは無理だなー」とあきらめていました。
というのもプリウスのバッテリー(駆動用ではなく制御用12V系のもの)はユーザーに端子が解放されていないのです。バッテリーの位置もトランクルームの中です。
よって、50W機では必須のバッテリー直結ができないのです。
このSWで車のバッテリーと外部シールドバッテリーを切り替えます。 |
また、直結できたにしてもバッテリーの容量が50W運用に対しては小さすぎるようです。
もうひとつ問題があります。インバーターノイズです。
私のプリウスの場合アマチュアバンドでは28から50MHzあたりにインバーターノイズが発生しています。
このノイズは電源ラインからではなくプリウス全体から出ているようです。
今回は、
1.走行中の運用はあきらめる。
2.本格運用は停車してハイブリッドシステムを停止して運用する。
3.本格運用のバッテリーは別途シールドバッテリーを利用する。
という手法で問題解決をしました。
1.走行中の運用はあきらめる。
2.本格運用は停車してハイブリッドシステムを停止して運用する。
3.本格運用のバッテリーは別途シールドバッテリーを利用する。
という手法で問題解決をしました。
電動基台はダイヤモンドのK9000を使いました。
アンテナの取り付け位置はハッチバックの一番中心よりのはじにしました。
この位置でもCM-144Wを取り付けて倒すとリアボディーから50センチくらい出てしまいますので、倒す角度を45°位にとどめて、できるだけリアからはみ出さないように気をつけます。
アンテナの取り付け位置はハッチバックの一番中心よりのはじにしました。
この位置でもCM-144Wを取り付けて倒すとリアボディーから50センチくらい出てしまいますので、倒す角度を45°位にとどめて、できるだけリアからはみ出さないように気をつけます。
MAT-50 効果バツグン! |
アースはハッチバックのほとんどがガラスで金属の部分は15センチ幅くらいしかないのでここに接地アースの効果は期待できません。
今回は、ダイヤモンドのアース用マットMAT-50を使ってみました。
MAT-50をボディー側に貼り付けてアースとしました。
測定の結果、全バンドともSWRが最小値が1.5以下となりました。(バンドのベストの位置で最小にはなっていないので、今後追い込みたいと思います。)
今回はオートマチックアンテナチューナーAT-180も搭載しましたので、全バンドでチューンが取れています。
今回は、ダイヤモンドのアース用マットMAT-50を使ってみました。
MAT-50をボディー側に貼り付けてアースとしました。
測定の結果、全バンドともSWRが最小値が1.5以下となりました。(バンドのベストの位置で最小にはなっていないので、今後追い込みたいと思います。)
今回はオートマチックアンテナチューナーAT-180も搭載しましたので、全バンドでチューンが取れています。
電源はとりあえず、ヒューズボックスから取り出す系統を1本作りました。当然50W運用には耐えられませんから使うときはパワーを最小にして使うこととして、あくまでも受信と補助的な(QRP的な)運用にとどめます。
もうひとつの系統は車内にシールドバッテリー(50AH)を持ち込んで、接続して使うものです。こちらは50Wのフルパワー運用が可能となります。
このシールドバッテリーは使わないときは12Wの太陽電池パネルで常に満充電の状態にしてあります。
もうひとつの系統は車内にシールドバッテリー(50AH)を持ち込んで、接続して使うものです。こちらは50Wのフルパワー運用が可能となります。
このシールドバッテリーは使わないときは12Wの太陽電池パネルで常に満充電の状態にしてあります。
気になるインバーターノイズですが、28(29)MHzと50MHzで気になりました。
29MHzのFMではインバーターノイズでS3つくらい振れます。スケルチを少し深くしないといけない状態です。
50MHzでの同じくS=3くらいのノイズが入ります。
これらのバンドで本格運用するにはプリウスのハイブリッドシステムを切る(エンジンを切る)必要があるようです。
本格運用の場合は電源の関係で、シールドバッテリーを使うのでエンジンは切ることができます。
ただ、真夏の運用でエアコンを使いながらの運用ができないのがちょっと難点です。
29MHzのFMではインバーターノイズでS3つくらい振れます。スケルチを少し深くしないといけない状態です。
50MHzでの同じくS=3くらいのノイズが入ります。
これらのバンドで本格運用するにはプリウスのハイブリッドシステムを切る(エンジンを切る)必要があるようです。
本格運用の場合は電源の関係で、シールドバッテリーを使うのでエンジンは切ることができます。
ただ、真夏の運用でエアコンを使いながらの運用ができないのがちょっと難点です。
それにしても、アンテナアナライザのありがたみを実感したセッティングになりました。数十秒でアンテナの特性を知ることができます。複数のバンドも1分程度で完了します。
いい買い物をしたと感じました。
いい買い物をしたと感じました。
おまけ(その1)
今回のHFアンテナの設置によって以前取り付けていたTinyTraker3Plus用の送信アンテナをはずさなければならなくなりました。
CM-144Wは144MHzも出せるのですが、50MHzを使うように内部をいじると120MHz位に同調点が動いてしまいそのままでは144MHzでは使用不可です。
今回はT型アンテナカップラーを間に入れて強制的にマッチングをとってやることにしました。
HFと144MHzをデュープレクサーで分けてやります。このデュープレクサを通じてTinyTraker3Plus用のRig(TR-7500G)に接続します。
SWRは2.5程度ですが、送信する時間は非常に短いので問題ないと思われます。
これで、今までどおり1,200bps(JR6CUM-12)と9,600bps(JR6CUM-9)を同時に運用できるようになりました。
今回のHFアンテナの設置によって以前取り付けていたTinyTraker3Plus用の送信アンテナをはずさなければならなくなりました。
CM-144Wは144MHzも出せるのですが、50MHzを使うように内部をいじると120MHz位に同調点が動いてしまいそのままでは144MHzでは使用不可です。
今回はT型アンテナカップラーを間に入れて強制的にマッチングをとってやることにしました。
HFと144MHzをデュープレクサーで分けてやります。このデュープレクサを通じてTinyTraker3Plus用のRig(TR-7500G)に接続します。
SWRは2.5程度ですが、送信する時間は非常に短いので問題ないと思われます。
これで、今までどおり1,200bps(JR6CUM-12)と9,600bps(JR6CUM-9)を同時に運用できるようになりました。
これが問題のデュープレクサ |
おまけ(その2)
今回、HFと144MHzを共用のアンテナで使用するために以前使っていたデュープレクサ(ダイヤモンドMX-62M)を引っ張り出してきたのですが、144MHz側は問題ないのですが、HF・50MHz側はSWRが∞になっていました。
デュープレクサをはずすとHF・50MHz側もマッチングが取れるのでデュープレクサの問題として新規購入を考えました。
おちついてから念のためデュープレクサのフタをあけてよくみてみるとコイルのハンダ付けが外れているところを発見しました。
再度ハンダ付けを行って接続してみると、みごとSWRは正常になりました。
今回、HFと144MHzを共用のアンテナで使用するために以前使っていたデュープレクサ(ダイヤモンドMX-62M)を引っ張り出してきたのですが、144MHz側は問題ないのですが、HF・50MHz側はSWRが∞になっていました。
デュープレクサをはずすとHF・50MHz側もマッチングが取れるのでデュープレクサの問題として新規購入を考えました。
おちついてから念のためデュープレクサのフタをあけてよくみてみるとコイルのハンダ付けが外れているところを発見しました。
再度ハンダ付けを行って接続してみると、みごとSWRは正常になりました。
コイルのハンダが外れてるところ |
新品を買うことを考えれば約6,000円の儲けです。めでたし、めでたし。